エプソン・プレシジョン・フィリピン、新工場のオープニングセレモニーを実施

 セイコーエプソンの製造子会社Epson Precision (Philippines), Inc.(以下 EPPI)は8月25日、フィリピン経済特区庁(PEZA)ほかフィリピン政府関係者や取引先出席のもと、新工場のオープニングセレモニーを実施した。

 EPPIでは、6月末に竣工した新工場でインクジェットプリンターの生産能力を拡大するとともに、既存工場にプロジェクターの生産ラインを増設し、インクジェットプリンターおよびプロジェクターの増産体制を整備、7月末までに生産を開始した。

 オープニングセレモニーに出席したフィリピン経済特区庁(PEZA)長官のチャリート・ボオク・プラザ(Charito Booc Plaza) 氏は、次のように述べている。

 「世界で最も先進的なメーカーがリマ・テクノロジー・センターで操業していることを誇りに思います。EPPIはフィリピン経済の発展に大きく貢献し続けています。これからも、この新工場から高品質な製品を生み出し、世界の電機産業をリードすることを期待しています」

 また、エプソンの碓井稔社長は、次のように述べている。

 「EPPIは、エプソンの今後の中長期的なビジネスにおいて重要な役割を持っています。エプソンが目指している長期ビジョン『Epson 25』における4つのイノベーションのうち、インクジェットイノベーションとビジュアルイノベーションの実現に、この新工場を含むEPPIのオペレーションが貢献することを確信しています」

 エプソンは今後も、独創のインクジェット技術や3LCD技術をはじめ、コアデバイスから完成品の生産、そして販売・サービスまでを一貫して手掛ける垂直統合型ビジネスモデルにより、世界のあらゆる地域の顧客に驚きと感動を届ける製品・サービスを提供していく。

<増設工場概要>

投資金額:1億4,300万USドル(2015年度から2017年度まで)

生産品目:インクジェットプリンター

稼働時期:2017年7月

建築面積:約53,000m²

延床面積:約108,000m²

建築構造:鉄骨2階建て

<EPPI会社概要>

社名:Epson Precision (Philippines) Inc.(略称:EPPI)

住所:Lima Technology Center, Lipa City, Batangas, 4217, Philippines

社長:羽片 忠明(セイコーエプソン常務執行役員)

設立:1994年12月27日

従業員数:約14,400人(2017年5月末時点)

面積:土地 約230,000m² 建物 約193,000 m²(新工場含む)

生産品目:インクジェットプリンター、プロジェクター、スマートグラス

備考:セイコーエプソン株式会社100%出資

 ニュースリリース