ロシアの建設機械、17年第2四半期58%増、上期45%増と回復

■第2四半期の油圧ショベルは60%増

 欧州ビジネス協会(Association of European Businesses:AEB)の建設機械委員会(The Construction Equipment Committee:CEC)は8月10日、2017年第2四半期と上半期の建設機械販売実績をまとめた。それによると、第2四半期の建設機械新車販売台数は、前年同期比58%増の2,264台、上半期は同45%増の3,800台となった。うち主力機種の油圧ショベルの第2四半期は前年同期比60%増の717台(16年上期448台)、上半期は同40%増の1,243台となった。その他の機種も第2四半期、上半期とも増加した。

 Andrey Komov(アンドレイ・コモフ)AEB・CEC委員長(Volvo CEロシア・マネージングディレクター)は次のように述べている。

 「第2四半期には、市場は第1四半期に既に観察された傾向の論理的継続を示した。沈滞した需要の影響は、市場を引き続き動かす。高い金利の融資と非常に高い利用(廃棄)手数料にもかかわらず、企業は時代遅れの老朽化した機械パークを置き換えなければならない。市場の完全回復には長い道のりがあり、危機以前の水準に到達するためには、市場は少なくとも2018年にはさらに100%伸びるべきであると述べる価値がある。今後18ヶ月以内に業界に負の規制影響がない場合、成長が続くことが期待される」

 CECは、2008年2月にAEBによって作られた。現在、CECはロシア市場の80%の道路建設会社および特殊機械会社の利益を代表している。建設機械小売売上データは、以下の機械製造業者と輸入業者で構成されている。

 Bell Equipment、Bobcat、Caterpillar、CNH、John Deere、Doosan、Dressta(2017年から)、Hidromek(2015年のみ)、Hitachi、Hyundai、JCB、Komatsu、Liebherr、Volvo。

 ロシアの建機17年上期と過去データ