オンキョーは8月25日、2016年12月に公表していたインドのUNO MINDA GROUP(以下、MINDA)との間で設立した合弁会社がOEM生産工場を稼働、8月より量産を開始したと発表した。
オンキョーグループの主力事業の一つである、主に車載用スピーカーユニットはじめ、PC、TV用のスピーカー部品を供給するOEM事業では、生産拡大やコスト競争力の向上を目的として、インド国内おける企業として高い信頼性、自動車部品における高い生産能力を持つMINDA と共に合弁会社(MINDA ONKYOINDIA PRIVATE LIMITED)を設立した。その後スピーカー工場の建設に着手、2017年5月からのテスト生産を経て、8月より量産を本格的に開始した。高い生産技術や品質管理能力等を評価され、10月からはインドを生産拠点とする車メーカー向けにスピーカーの納入を開始する予定となっている。
当初の計画を上回る受注が見込めており、今後さらに拡大が予想されるインド国内の乗用車市場拡大への対応を加速している。今後ヘッドホンやイヤホンなど新しいカテゴリ製品の生産も検討を開始し、さらには海外輸出拠点として重要な役割を担う工場として発展させ、事業拡大および業績改善を図っていく。
<合弁会社の概要>
商号:Minda Onkyo India Prv. Ltd.
本店所在地:Delhi India
代表取締役社長: 江本 謙一
事業内容:スピーカー、スピーカーシステムの製造、販売
資本金の額:INR100 万(約1億7,000万円)
設立年月日:2017年2月末
事業年度の末日:3月31日
出資比率:オンキヨー:50%(約8,500万円)、Uno Minda group50%(約8,500万円)