共英製鋼、ベトナム北部鉄鋼事業の設備投資計画を再開、3年前に中断発表

 共英製鋼は8月18日、2014年8月19日付「ベトナム北部鉄鋼事業における設備投資計画の変更」で、ベトナム北部の事業拠点であるKyoei Steel Vietnam Company Limited(以下KSVC社)での設備投資計画の一時中断を公表していたが、8月18日開催の取締役会において、同計画の再開を決議したと発表した。

■設備投資計画再開の理由

 計画については、2014年8月よりベトナム北部の鉄鋼需給動向、競合環境の変化等に鑑み中断していたが、その後、ベトナム経済の発展状況、同地域における鉄鋼需要の見通し、競合状況を含めた事業環境、採算性等について詳細に検討を重ねた結果、現地のマーケットは有望で、事業展開、収益基盤強化のためには、生産能力増強投資は必須であると判断した。諸条件を整備の上、計画を再開することにした。今後は、計画の実行に向けて、ベトナム政府やKSVC社出資者各社との調整を行っていくとしている。

<設備投資計画の概要>

生産設備:製鋼・圧延一貫ライン(電気炉および圧延設備)

生産量:年産50万トン

総投資額:約200百万米ドル

生産品目:鉄筋棒鋼

<今後の予定>

工事着工:2017年末頃

操業開始:2019年頃(圧延)、2020年頃(製鋼)

<当該会社の概要>

名称:Kyoei Steel Vietnam Company Limited(KSVC社)

所在地:ベトナム社会主義共和国 ニンビン省

代表者:社長 星野 洋一

事業内容:鋼材の製造・販売(棒鋼、線材)

資本金:4,800万米ドル

設立年月:2011年9月

出資比率:共英製鋼㈱ 60%、㈱メタルワン 20%、Marubeni-Itochu Steel Pte Ltd 20%

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