油研工業、4~6月期売上は7.1%増の65.5億円、通期275億円は据え置き

 油研工業が8月10日に発表した2018年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、売上高は、65億5,000万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は、3億8,300万円(同71.4%増)、経常利益は、3億6,200万円(前年同期は△3,600万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、2億4,200万円(前年同期は△3,700万円)となった。

 油研工業2017年度第1四半期データ

 4~6月期の世界経済は、政治動向等により先行きは不透明な状況にあるが、米国や欧州の景気は総じて底堅く推移し、中国等の新興国でも景気に弱さがあるものの、持ち直しの動きが見られた。一方、わが国経済においても、雇用環境に引き続き改善が見られ、緩やかな回復基調を維持した。

 油研工業グループは、中期経営計画「3G(Group Global Growing)Action 2018」を2016年度よりスタートさせ、グループの全体最適(Group)、海外拠点の強化と対象市場の拡大(Global)、成長を支えるインフラや人財の強化(Growing)を推進の柱に、環境変化に影響されにくい高収益体質企業への転換に取り組んでいる。

 2018年3月期連結業績は、売上高275億円(前期比6.1%増)、営業利益18億円(同33.8%増)、経常利益16億円(53.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億円(同52.6%増)の見通しを据え置いた。

 なお、第1四半期より、「在外子会社の収益及び費用の換算方法の変更」を行ったため、前年同期比較にあたっては、前年同期数値について遡及適用後の数値に基づき算出している。