アイダエンジニアリングが8月8日に発表した2018年3月期第1四半期(4~6月)連結業績によると、売上高は、アジア及び欧州で落ち込んだものの、日本やアメリカで自動車関連向けを中心に売上が増加したこと等により、前年同期比3.0%増の157億9,200万円となった。増収等により営業利益は13億1,500万円(同3.9%増)、経常利益は為替差損の影響等により12億5,900万円(同8.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億7,700万円(同1.1%減)となった。
鍛圧機械製造業界は、国内、海外とも受注が増加し、4~6月期の受注は前年同期比48.6%増の434億5,200万円(日本鍛圧機械工業会プレス系機械受注額)となった。同社の受注も国内外でプレス機械の受注が大幅に増加し、222億7,000万円(前年同期比2.4倍)となり、受注残高は534億6,400万円(前年度末比13.8%増)となった。
■セグメントの業績
<日 本> 自動車関連向けプレス機械の売上が増加し、売上高は100億5,900万円(前年同期比14.8%増)となり、セグメント利益は5億5,500万円(同9.3%増)となった。
<アジア> 主に中国における自動車関連向け中・大型プレス機械の工事進行基準売上の減少等により、売上高は35億3,200万円(同8.3%減)となったものの、セグメント利益は粗利率の改善により4億3,900万円(同65.5%増)となった。
<米 州> 自動車関連向け中・大型プレス機械の工事進行基準売上の増加等により、売上高は45億8,800万円(同6.3%増)となり、セグメント利益は増収により3億4,900万円(同11.4%増)となった。
<欧 州> 自動車関連向け中・大型プレス機械の工事進行基準売上の減少等により、売上高は30億3,700万円(同12.1%減)となり、セグメント利益は減収により3,900万円(同37.2%減)となった。