キャタピラージャパン、オフロード法2014年基準をクリアする「ホイールローダ982M」を発売

 キャタピラージャパン(東京都世田谷区)は8月8日、オフロード法2014年基準をクリアする環境性能を備えたCat982Mホイールローダを8月1日より発売開始したと発表した。

 中型ホイールローダの最上位モデルであった980Mからエンジン馬力をアップした982Mは、砕石や骨材における原石・製品積込みに加え、港湾や製鉄所などで活躍できるマシン。標準でE&Hレバーステアリングを装備し、オペレータの疲労低減や作業効率を向上。また、生産量の管理や過積載の防止に役立つ新型のペイロードシステムも標準装備し、プロダクトリンクなどと併せてCat Connectでより適切な車両管理を行うことができる。

 Cat982Mホイールローダの主な特長は次のとおり。

1.顧客の運転経費を低減する優れた燃料生産性と作業効率

 (1)エコノミーモードを標準装備し、燃費を低減。高性能コンポーネントの組み合わせにより、優れた走行性能、省燃費性能を発揮する。

 (2)大型のリケージを採用し、耐久性、掘削性能に優れ、確実に、効率的に作業ができる。バケットは高い積込み性能と荷の保持性が高い評価を得ている「パフォーマンスシリーズバケット」を装着している。

2.オフロード法2014年基準をクリアする環境性能

 (1)窒素酸化物(NOx)を低減するシステムとしてNOxリダクションシステムおよび尿素SCRシステムを採用。

 NOxリダクションシステムは、排出ガスの一部を冷却して吸気側に循環することで、燃焼温度を低下させ、NOxの排出を低減する。また、尿素水の化学反応を利用した尿素SCRシステムにより、NOx排出量のさらなる低減を実現する。

 (2)排出ガスクリーン化技術により、最新の排出ガス規制であるオフロード法2014年基準をクリアする環境性能を備えている。