サラヤ、茨城県に新工場建設、供給力増強と新事業に60億円投資

 サラヤ(本社:大阪市東住吉区)8月4日、経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(7次公募)」に応募し、7月14日付で採択を受け、同補助金の交付決定を前提として、茨城県北茨城市内に新工場を建設すると発表した。

 同社は、世界の「衛生・環境・健康」の発展に貢献すべく、グローバルなネットワークを構築し、独自の商品やサービスを提供することで事業を発展させてきた。特に感染症対策に対するニーズが高まる昨今、医療・公衆衛生・予防衛生などの各分野に加えて防災関連用品の備蓄、更に高齢化社会に向けての健康関連商品といった社会的な要請に応えている。

 このような中、既存の西日本にある2工場(大阪工場,伊賀工場)だけでは、ユーザー000の要望の増大を受けるには限界となりつつあることから、供給能力の増強と新事業への対応、また災害などに対応した事業継続を目的として、安全性を確認した茨城県北茨城市に国内3か所目となる新たな工場の建設計画を決定した。

<工場建設計画の概要>

建設予定地:茨城県北茨城市中郷町地内

敷地面積:約50,000㎡(予定)

建築面積:約10,000㎡(予定)

主要生産品:食品,食品添加物等, 化粧品,医薬部外品,一般雑貨品洗浄剤等

設備投資予定額:約60億円

雇用予定人数:約100名程度

<今後のスケジュール>

工事着工予定:2018年(平成30年)11月

操業開始予定:2019年(平成31年)12月

 ニュースリリース