荏原、南アフリカにポンプ事業の新拠点設立

 荏原製作所の連結子会社Ebara Pumps Europe S.p.A.(以下EPE社)は8月4日、南アフリカ国内を中心に標準ポンプ製品販売を手掛けるZilmet Proprietary Limited(以下Zilmet社)から、同社の事業を譲り受け、同国における新拠点、EBARA PUMPS SOUTH AFRICA(PTY)LTD(以下EPSA社)を設立したと発表した。

 荏原製作所グループは、中期経営計画「E-Plan2019」において、安定した成長と収益が期待できる標準ポンプ事業を中心に、海外市場シェア向上と製品ラインナップ拡充を目的としたM&Aを確実な成長を達成する有効な手段として活用することを基本方針の一つに掲げている。

 経済成長が続く南アフリカに標準ポンプの販売拠点網を持つZilmet社から、販売機能を譲り受けることにより、南アフリカおよび周辺国での標準ポンプの販売機能を速やかに強化することが可能となる。今後は、設立したEPSA社を通じて、荏原製作所グループ各社製品の拡販を進めシェア拡大に努めていく。

<EPSA社の概要>

社名:EBARA PUMPS SOUTH AFRICA (PTY) LTD

譲受日:2017年8月

所在地:南アフリカ共和国 ヨハネスブルグ

従業員:約30名

事業内容:家庭用、一般産業、建築・建設向け標準ポンプの販売

<EPE社の概要>

社名:Ebara Pumps Europe S.p.A

設立:1989年1月

所在地:イタリア共和国 ブレンドーラ

売上高:106百万ユーロ(約130億円)(2016年度実績)

従業員:525人(2016年12月現在)

事業内容:ステンレス・プレス及び鋳物標準ポンプの製造販売