日本製紙、塗工紙の生産体制見直し、秋田工場1号塗工機と石巻工場2号塗工機を停機

 日本製紙は8月3日、塗工紙の国内需要の減少を踏まえ、2018年5月末に、秋田工場(秋田県秋田市)の1号塗工機と石巻工場(宮城県石巻市)の2号塗工機を停機すると発表した。

 印刷用紙の国内需要は少子化や電子媒体の伸長により構造的な減少傾向にあり、その中でも塗工紙は年率約4パーセントのマイナス成長が続いている。今後もその傾向は継続すると見込まれるため、同社は、両塗工機で生産する塗工紙を他工場に集約し、より効率的な生産体制を実現することで、塗工紙事業の競争力強化を図っていく。

 なお現在、秋田工場(秋田県秋田市)の1号塗工機と石巻工場(宮城県石巻市)の2号塗工機は、主に上質系塗工紙を生産している。

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