住友電工は7月21日、グループ会社の米国Sumiden Wire Products Corporation(SWPC社)のテキサス工場が完成、稼働を開始したと発表した。
SWPC社は、米国での最初の製造子会社として1979年に設立し、カリフォルニア州・テネシー州の2拠点で、建築・橋梁などに用いるPC*鋼線と自動車用等のばね用ステンレス鋼線の製造・販売事業を展開している
SWPC社は米国南部地域でのPC鋼線の需要に対応すべく、テキサス州デイトン市に新工場を設立、PC鋼線の生産を開始した。7月17日には、デイトン市長や関係者を招き、鳥井博康・住友電工常務執行役員とSWPC社幹部の出席のもと、開所式を開催した。
今回の新工場稼働によって、PC鋼線のさらなる生産能力の拡大と安定供給体制の強化を図ることで、今後も米国のインフラを支える製品やサービスの提供に努めていく。
<新工場の概要>
名称:テキサス工場
所在地:米国テキサス州デイトン市
生産品種PC鋼線
生産能力:約24,000トン/年
投資額:約19百万USドル
土地面積:約89,000m²
<SWPC社の概要>
所在地:米国カリフォルニア州・テネシー州
社長:Brian Burr
事業内容:PC鋼線及びステンレス鋼線の製造・販売
資本金:12.5百万USドル
設立:1979年4月17日
従業員数:約170名
* PC:プレストレストコンクリートの略。鋼材を用いてコンクリートに「予め(Pre)」「圧縮力を与える(Stressed)」ことで、耐荷性能と耐久性を飛躍的に高めたコンリート部材。
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