日立造船、中国・江蘇省常熟市でごみ焼却発電プラントの拡張工事を受注

  日立造船は7月19日、中国の江蘇省常熟市において、常熟浦発第二熱電能源有限公司(江蘇省常熟市、以下、常熟浦発第二熱電能源)より、ごみ焼却発電プラントの拡張工事を受注したと発表した。

   受注した案件は、江蘇省常熟市において、上海浦東環保発展有限公司のグループ会社である常熟浦発第二熱電能源が運営する既設ごみ焼却発電プラント(300t/日×3炉)の拡張工事を行うもの。

    同プロジェクトにおいて日立造船は、拡張される範囲の設備工事(ストーカ式焼却炉:1,830t/日=610t/日×3炉)の焼却炉等の設計および火格子等の主要機器供給に加え、現地での据付および試運転時のスーパーバイザー派遣、運転・メンテナンスの指導等を行う。

   今回の拡張分において、一般廃棄物1日当たり約1,830tを衛生的に焼却処理するだけでなく、年間27,355万KwHの電力を供給することができ、地域のエネルギー供給源としての役割も大いに期待されている。

    日立造船グループは、ごみ焼却・発電プラントにおいて、アジア、欧州を中心に850件以上にもおよぶ世界トップクラスの実績を有している。日本を除くアジア地域では32件の受注実績を有し、そのうち中国向けにおいては本件を含めると14件目の受注となる。
日立造船は、今後ともごみ焼却発電における世界No.1企業として、ますます高まる海外でのごみ焼却発電プラントの需要に積極的に取り組んでいく。

<案件概要>
発注者:常熟浦発第二熱電能源有限公司
工事名:常熟市第二生活ごみ焼却発電所拡張プロジェクト焼却炉設備調達
施設概要:ストーカ式焼却炉:1,830t/日=610t/日×3炉、発電出力45MW
建設地:中華人民共和国 江蘇省常熟市
機器納期:2018年8月