昭和アルミニウム缶、タイのアルミ缶新会社の起工式を実施

 昭和電工と連結子会社である昭和アルミニウム缶(本社:東京都品川区)は7月13日、タイの大手飲料メーカー Carabao Group Public Company Ltd.(本社:バンコク、以下カラバオ社)とアルミ缶の製造・販売会社「Asia Pacific Can Company Limited」(APC)を合弁で設立し、6月15日、工場の起工式を行ったと発表した。

 APCの設立は今年3月に決定したもので、工場稼働後は、主にカラバオ社の輸出製品用のアルミ缶を製造する。カラバオ社は東南アジア諸国や中国、英国を中心とした海外事業の拡大を目指しており、APCは昭和アルミニウム缶が培った生産技術と品質管理体制で高品質なアルミ缶を安定的に供給し、同社の海外展開をバックアップする。

 また、昭和電工グループは現在進行中の中期経営計画「Project 2020+」において、アルミニウム缶事業を「成長加速」事業に位置づけ、東南アジアをターゲットに事業拡大を進めている。APCは同事業においてベトナムのハナキャン・ジョイント・ストック・カンパニーに次ぐ2国目の海外拠点で、昭和電工はAPCの事業展開を同地域のマーケティングに活かしていく。

<合弁会社の概要>
会社名:Asia Pacific Can Company Limited
事業内容:アルミニウム缶の製造・販売
所在地:タイ王国チャチューンサオ県バーンパコン郡(バンコク近郊)
設立年月日:2017年6月15日
工場稼働開始日:2018年10月(予定)
資本金:7億タイバーツ
出資比率:カラバオ社74%、昭和アルミニウム缶24 %、昭和電工2%

 ニュースリリース