ダイト、富山本社工場内に抗がん剤の新工場、35億円投入

 医薬品製造のダイトは7月11日、約35億円を投じて抗がん剤など高薬理活性製剤を生産する工場を新設すると発表した。富山市の本社工場敷地内に建設、10月に着工し、2018年12月の完成を目指す。大型の設備を導入し、大きなロットの生産に対応する。高薬理活性分野の市場拡大が見込まれる中、先行投資で需要を取り込む。

 新設する「第八製剤棟」は3階建てで、延べ床面積が約3,300㎡。大手製剤メーカーの新薬や後発薬を受託製造するほか、自社で開発する後発薬を生産する。新工場には大型の設備を導入し、年間4,000万~5,000万錠の生産能力を備える予定。高薬理の後発薬では海外輸出を見据え、将来設備を増設できるスペースも確保する。

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