ソディック、加賀事業所設備計画を変更、25億円投じてマルチファクトリーを建設

 ソディックは6月23日、2014年11月に加賀事業所の設備投資計画を発表していたが、昨今の事業環境および市場の変化に柔軟に対応する生産体制を構築するため、放電加工機、マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、射出成形機など、多種多様な製品の生産が可能なマルチファクトリーを建設すると発表した。

 マルチファクトリーには約25億円を予定、2018年10月操業を目指す。すでに竣工済みの食品機械工場などと合わせて総投資額は43.5億円となる。

 IoTを利用した生産方式を採用することにより、生産効率向上、納期短縮を目指していく。また、福井県坂井市にある物流センターを加賀事業所内に移転することにより、梱包・輸送効率を高め、コスト削減を進めていく。

 当初の計画では、食品機械工場建設に続いて工作機械工場(1万3,000㎡)を建設する予定だった。

<設備投資計画の概要>
建設場所 :石川県加賀市宮町カ1-1加賀事業所敷地内
延べ床面積 :約19,000㎡(予定)
(内訳)
・食品機械工場 5,676㎡(2016年6月竣工済)
・マルチファクトリー 10,000㎡(予定)
・物流センター 3,324㎡(予定)
総投資額 :約43.5億円(予定)※既支払済含む

(内訳)
・食品機械工場 約8億円(2016年6月竣工済)
・用地取得・造成他 約6億円(用地取得完了済)
・マルチファクトリー 約25億円(予定)
・物流センター 約4.5億円(予定)
操業開始 :物流センター:2018年3月(予定)
マルチファクトリー:2018年10月(予定)