トピー工業、インドに乗用車用スチールホイール製造・販売の合弁会社

 トピー工業とWheels India Limited(以下WIL)は6月19日、インドに合弁会社(株主構成:WIL74%、トピー工業26%)を設立し、乗用車用スチールホイールの製造・販売事業を行うことで合意したと発表した。

ニュースリリース

 WILは、ハリヤナ州バワール工場とタミル・ナドゥ州パディ工場の乗用車用スチールホイール事業をカーブアウト(分離)して、新会社「WIL Car Wheels Limited」を今年9月(予定)に設立し、トピー工業は新会社の株式を26%取得する。 世界の自動車生産の拡大と競争の熾烈化を背景として、主要自動車メーカーは各国での共通プラットフォーム車種の生産を拡大しており、世界のどこへでも共通設計のホイールを供給できるグローバルサプライヤーへの要求が高まっている。

 これに対応して、トピー工業グループは日本、米国、中国、およびメキシコに生産拠点を展開するとともに、海外の乗用車用スチールホイールメーカーとの提携によって、グロ―バル供給体制の構築を図ってきた。

 合弁事業は、WILとの従来の技術提携をさらに深化させ、インドでの共通設計のホイールの供給を可能とする。これによって、中長期的に自動車生産の拡大が見込まれるインド市場において、需要を確実に捕捉するとともに、トピー工業グループのグローバルサプライヤーとしてのプレゼンスを一層高めることを目指している。

 トピー工業グループは、「持続的な成長と働きがいのある会社への変革」を基本方針とした中期経営計画“Growth & Change 2018”を推進しており、世界の主要自動車メーカーから認められるグローバルサプライヤーであり続けることで、事業の持続的な成長を実現していく。

<合弁相手先の概要>

名称:Wheels India Limited

所在地:タミル・ナドゥ州チェンナイ

代表者の氏名:SRIVATS RAM

事業内容:乗用車用・商用車用・農機用スチールホイールの製造・販売

売上高:2,176千万ルピー(約37,000百万円、2017年3月期)

資本金:12千万ルピー(約200百万円)