光生アルミニューム工業、インド第2工場を能力増強、第3工場を建設

 光生アルミニューム工業(愛知県豊田市)傘下の海外統括会社、三生国際貿易投資有限公司(香港)は6月16日、インドの自動車部品大手NKミンダグループ(本社:ハリヤナ州グルガオン市)とアルミホイール製造を行うインドでの第3工場をグジャラート州アフマダーバード市郊外に建設を決定したと発表した。工場は今秋完成予定。2018年4月には4本の生産ラインを設置、月産6万本を計画し、スズキのグジャラート工場及び欧米市場へ輸出を計画している。

 また、昨年竣工したインド第2工場(ハリヤナ州バワル工場)も当初計画の月産6万本から急遽マルチスズキを始めとしたローカル自動車会社の能力増強要求に従い、現在の工場を増築中で、これが完成すると月産12万本となり、インドでもっとも生産量が大きい工場となる。

 投資金額も第1工場(タミル・ナドゥ州チェンナイ市)と、第2工場を設立するために投資した総額34億ルピー(58億円)となっており、すでに昨年完了している第1工場の能力増強と今回の第2工場の能力増強と合算すると、総額62億ルピー(105億円)となる。

 第1工場と、第2工場の能力増強、第3工場の竣工、すべてが出そろう2018年度には年間300万本体制となり、インドでのマーケットシェア50%以上を確保し、アルミホイール事業を確固たるものにできると確信しているという。

<ミンダインダストリーズリミティッド社の概要>
会社名:Minda Indsties Limited
代表者:Nimnl K.Minda
本社住所:インド共和国ハリヤナ州グルガオン市マネサール
グループ企業:21社
2016年度売上高:564億ルピー(959億円)
2016年度グループ従業員:約12,000名
生産品目:自動車部品(スイッチ、ランプ、ホーン、カーオーディオ、ブロー成型品、フィルター、ホース他)