JX石油開発、JXマレーシア石油開発がサラワク州沖ラヤン油ガス田で商業生産開始

JX石油開発のプロジェクト会社であるJXマレーシア石油開発は6月15日、同社がオペレーターとして75%の権益を保有するマレーシア・サラワク州沖SK10鉱区のラヤン油ガス田において、5月28日、ガスの商業生産を開始したと発表した。

ニュースリリース

ラヤン油ガス田は、同じSK10鉱区において既に生産中のへランガス田の東方約7
kmに位置しており、生産されたガスは、ヘランガス田からのガスとともに、海底パイプラインにより、JXTGエネルギーが出資するマレーシアLNGティガ社の液化プラント(サラワク州ビンツル)に輸送され、同社で液化後、LNGとして日本国内の需要家などに販売される。

ラヤン油ガス田における初期のガス生産量は、原油換算で日量約12,000バーレルの見込み。

JX石油開発は、今年5月12日に発表した中期経営計画の中で、選択と集中のため、東南アジアをはじめとしたJX石油開発の強みを発揮できる地域に経営資源を優先配分することとしており、今後ともマレーシアにおいて、オペレーターとして石油・天然ガス開発事業に取り組むことで、同国との長期的・良好な信頼関係を維持・拡大し、収益力の強化を図っていく。