EMS事業を展開するユー・エム・シー・エレクトロニクス(埼玉県上尾市)は6月2日、佐賀県神埼市で車載機器の組み立てから倉庫・営業所対応まで行う新工場を建設すると発表した。
EMS(Electronics Manufacturing Service、電子機器受託製造サービス)事業を展開する同社は近年、EMSの中でも特に車載機器や産業機器製品等の取扱高が拡大している。このような状況の下、高まるニーズへの対応力を強化するため、日本(埼玉、宮崎)、中国(東莞、橋頭)、ベトナム、タイに現有する製造拠点に加え、昨年にはメキシコで車載顧客のニーズを取り込む新工場建設に同社は着手している。また、日本(静岡)、アメリカ(シカゴ)、中国(武漢)における営業拠点の拡充も進めている。
今回、佐賀県神崎市に新設する工場では、車載機器の組み立てを主に、倉庫及び営業所対応を行う。既存の宮崎工場と併せ、九州地区における生産能力を増強し、基板実装から組み立て、倉庫対応まで一貫体制での受託を可能とすることで競争力を高めていく。
<新工場概要>
名称:ユー・エム・シー・エレクトロニクス佐賀工場
所在地:佐賀県神埼市神埼町本堀3206-1
土地面積:2,832㎡
建物面積:2,071㎡
着工:2017年8月
量産開始:2018年8月