神戸製鋼、「KOBELCOの約束 Next100プロジェクト」を発表

■次の100年に向けた活動指針

神戸製鋼所は5月31日、グループの全社員が一つになって、より良い企業集団、すなわち「誇り」「愛着」「魅力」溢れる企業集団を作り、グループが持続的に発展していくことを目指した活動として、「KOBELCOの約束 Next100プロジェクト(次の100年に向けた活動)」を2017年度より開始すると発表した。

神戸製鋼所グループは昨年、中長期経営ビジョン「KOBELCO VISION “G+”」として「素材」「機械」「電力」の3本柱の事業体確立を目指した新中期経営計画をスタートした。現在、その達成に向けた様々な戦略的な取り組みを推進しており、これらが随時実行段階に入る重要な局面に差し掛かっている。また、変化の激しい時代、かつ多様な価値観が存在する中で、神戸製鋼所は「働き方変革活動」や「ダイバーシティの推進」などの取り組みも開始している。

このような状況において、改めてグループ全体の「核」となる価値観を共有し、グループ全員の思いを一つにする拠り所が必要と考えたもので、2006年に策定した「企業理念」に今一度立ち戻り、グループ全員でこの価値観を意識・共有するための取り組みを開始することにした。そして、企業理念を、CSR、コンプライアンス、安全、品質管理などを含めた全ての企業活動に落とし込み、グループ内外に浸透させていくことによって、神戸製鋼所グループの持続的発展および企業価値向上を目指す。

■「3つの約束」と「6つの誓い」
今回、グループ全体の理念であることを分かりやすく示すため、「企業理念」を「KOBELCOの3つの約束」と呼ぶことにした。これらの約束は、神戸製鋼所グループの社会に対する約束事であり、グループ全体で共有する価値観を示している。

そして、これらの約束を果たすために、全社員が守るべき誓いとして「KOBELCOの6つの誓い」を新たに策定した。「KOBELCOの6つの誓い」は「KOBELCOの3つの約束」を達成するための具体的なアクションであり、社員一人ひとりの行動を指し示すものとなる。

神戸製鋼所グループは、「KOBELCOの3つの約束」と「KOBELCOの6つの誓い」に基づき、グループとしての持続的発展を目指すとともに、今後も社会に貢献していく。

<KOBELCOの3つの約束>
1. 信頼される技術、製品、サービスを提供します
2. 社員一人ひとりを活かし、グループの和を尊びます
3. たゆまぬ変革により、新たな価値を創造します

<KOBELCOの6つの誓い>
私たち神戸製鋼グループに属する全社員は、KOBELCOの3つの約束を果たすために、以下を宣誓します。

1. 高い倫理観とプロ意識の徹底
私たちは、法令、社内ルール、社会規範を遵守することはもちろんのこと、高い倫理観とプロとしての誇りを持って、公正で健全な企業活動を行います。
2. 優れた製品・サービスの提供
私たちは、安全かつ安心で、優れた製品・サービスを提供し、社会に貢献します。
3. 働きやすい職場環境の実現
私たちは、安全で安心して働くことができる職場環境を実現します。また、一人ひとりの人格・個性・多様性を互いに尊重し、それぞれが最大限の能力を発揮して活き活きと働ける職場環境を実現します。
4. 地域社会との共生
私たちは、グループの基盤である地域社会に貢献するよう努めます。
5. 環境への貢献
私たちは、より豊かで住みやすい社会づくりを目指して、環境に配慮した生産活動を行い、技術・製品・サービスで環境に貢献するよう努めます。
6. ステークホルダーの尊重
私たちは、顧客、取引先、社員、株主等を含む幅広いステークホルダーを仲間として尊重し、健全かつ良好な関係を築きます。

以 上