住友電工、住友電工ハードメタルが東北住電精密の新工場完成

住友電工の100%子会社の住友電工ハードメタルは5月19日、2016年4月に設立した東北住電精密の新工場を竣工したと発表した。2017年11月の全面稼働に向けて、今後生産体制構築を進めていく。

東北住電精密社は、2016年4月に設立され、福島県、三春町、住友電工ハードメタルとで立地基本協定を締結し、同年9月より工場建設を行ってきた。このほど、新工場が完成し竣工式を執り行った。2017年11月の全面稼働に向けて生産体制構築を進めていく。

新工場は、柱を最小限にした大空間にするとともに、温湿度を均一に管理する空調システムや太陽光発電を導入している。また、敷地内には、国内6拠点目となる東北ツールエンジニアリングセンター(略称:My-TEC)を併設し、12月より顧客の個別技術相談への対応や最新設備による各種工具の実加工デモンストレーション、講習会等を通じて、東北地区での顧客サービス強化を図る。

<東北住電精密株式会社の概要>

所在地:福島県田村郡三春町深作10番地1

代表者:田中 克享

会社設立:2016年4月

全面稼働予定:2017年11月

従業員数:約40名(全面稼働時)

業務内容:超硬ドリル、鋼工具の生産

敷地面積:23,020m2

建築面積:5,888m2(工場棟)、1,853m2(TEC棟)