パンチ工業、中国の連結子会社が大連工場を増設

パンチ工業(東京都品川区)は5月15日、連結子会社である盤起工業(大連)有限公司(本社:中国)において、大連工場の増設工事に着工したと発表した。

パンチ工業グループは、2016 年度よりスタートした中期経営計画「バリュークリエーション2020」の重点経営課題「販売5極体制の確立」「お客様サービスの向上」「高収益事業の推進とR&D強化」及び「働き方改革」にグループ全体で取組んでいる。

「高収益事業の推進とR&D強化」において、グループ生産体制の最適化に加えて、景気変動を受けにくく、将来の拡大が見込まれる業種との取引拡大等を企図しており、とりわけ中国における特注品生産能力の向上が喫緊の課題となっている。

今回の大連工場増設では、戦略製品のライン新設、研究開発スペースの拡張、そして将来のさらなる設備増強に向けたスペースの確保を行い、世界最大の金型市場である中国におけるトップポジションの維持及び更なる成長のため、特注品生産の強化と生産能力の拡大という質・量の両面から対応する。

昨年稼働を開始したベトナム工場への生産移管等と併せ、これらの施策により、グループ生産体制の最適化、受注強化による「高収益事業の推進とR&D強化」を推進していく。

<工場増設の内容>
名称:盤起工業(大連)有限公司
所在地:中華人民共和国遼寧省大連市
事業内容:金型用部品の製造、販売
投資額:約4億円
資金計画:自己資金
建築面積:延床面積5,619 ㎡の増床(増設部分9,946 ㎡より除却部分4,327 ㎡を控除)
工期:2017 年5月~2018 年3月(予定)