住友商事、三井物産から海外自動車用鋼管製造事業の株式取得
住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:中村邦晴、以下「住友商事」)は4月24日、四輪・二輪用鋼管製造・販売会社であるThai Steel Pipe Industry Co., Ltd(本社:タイ チョンブリ、以下「TSP社」)、Vietnam Steel Product, Ltd.(本社:ベトナム ハノイ、以下「VSP社」)、Seymour Tubing Inc.(本社:米国 インディアナ州、以下「STI社」)の3社の株式を三井物産株式会社より取得することについて合意したと発表した。
TSP社、VSP社、およびSTI社は、自動車部品の材料として使われる自動車用鋼管の製造・販売を行っています。TSP社、VSP社については株式の買い増しにより事業への関与を深めるとともに、STI社については株式を新たに取得することにより、米国拠点を既存のネットワークに加え、北米の自動車マーケットにおける戦略的取り組みを強化する。
世界の人口が増加する中、自動車生産台数は今後も堅調な伸びが期待され、また環境規制の強化に伴う軽量化ニーズの高まりを背景に、自動車用鋼管の需要拡大が見込まれている。住友商事は、2016年7月に海外造管事業、溶接管・シームレス鋼管の輸出ビジネスおよび国内ビジネスを一つの組織にまとめ、新たにメカニカル鋼管事業部を設立しており、戦略の統一とリソースの最適化を図っている。
住友商事は、日鉄住金鋼管株式会社の子会社であるTSP社、VSP社、およびSTI社の株式を追加および新規に取得することにより、海外自動車用鋼管製造事業のネットワークを拡充し、増大する自動車用鋼管需要を捕捉することで、より一層の収益拡大を目指していく。
■会社概要
【Thai Steel Pipe Industry Co., Ltd(タイ スチール パイプ インダストリー)】