テーブルマーク(本社:東京都中央区)は、新潟県魚沼市で稼働している魚沼水の郷工場の敷地内に、約87億円を投資し、新工場棟「魚沼水の郷第2工場(仮称)」の建設を4月17日より開始すると発表した。完成は、2017年12月を予定している。
テーブルマークは、2016年12月に発表したとおり、持続的な利益成長の実現を図るべく、より効率的な供給を可能とする生産体制の構築を目的とし、2021年3月迄をめどに、新工場棟の設立並びにテーブルマークグループの国内既存工場を対象に、新規ラインの導入および既存ラインの移設を実施する。新工場棟の建設開始は生産体制再編の一環。
新工場棟は、2010年に新潟県魚沼市内に設立した魚沼水の郷工場の約6万㎡に及ぶ敷地に建設する。新工場棟では、首都圏へのアクセスが良く、良質で豊富な水源を確保できるメリットを生かし、テーブルマーク主力商品である冷凍うどんを生産する。
●全製造工程の自動化を実現。最新鋭の設備を投じた冷凍うどんの工場へ
新工場棟は、2階建ての建物に最新鋭の設備を投入し、延床面積14,029㎡に約32万ケースを収容できる自動立体倉庫を併設する。生産能力は、3ライン合計で毎時36,000食で、テーブルマークの冷凍麺を生産する工場としては、最大の生産能力となる。
新工場棟では、副原料、資材の供給など、原料サイロから倉庫に至るまでの全製造工程を自動化することにより、生産効率の向上、および、商品品質の向上と安定化を実現する。
<新工場棟の概要>
・工場名称魚沼水の郷第2工場(仮称)
・敷地面積61,000㎡
・建築面積8,758㎡
・延床面積14,029㎡(建築物全体14,240㎡)
・構造鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、2階建て
・製造品目冷凍うどん
・生産能力毎時36,000食(3ライン計)
・投資額約87億円(建物、製造設備を含む)
・従業員数20名程度(予定)
・設計・監督株式会社ワイ・エム・エー建築設計事務所
・施工清水建設株式会社
(スケジュール)
・2017年4月17日魚沼水の郷第2工場(仮称)の建設開始
・2017年12月魚沼水の郷第2工場(仮称)の竣工引渡
・2018年3月魚沼水の郷第2工場(仮称)の稼働開始