日立金属、軟磁性部材事業の研究開発強化に向けた設備投資

日立金属、軟磁性部材事業の研究開発強化に向けた設備投資

日立金属は3月15日、軟磁性部材の研究開発強化に向け、山崎製造部(大阪府三島郡)内の軟磁性部材に関する研究開発機能を日立フェライト電子株式会社(以下、日立フェライト電子)に移設するとともに、研究開発機能を増強すると発表した。

軟磁性部材は、電気自動車やハイブリッド電気自動車をはじめ、鉄道車両、ネットワーク機器、再生可能エネルギー用のパワーコンディショナーなど多岐にわたる分野で活躍している。主に変圧器やリアクトルといった電力変換器に搭載され電力変換の部材として用いられ、電力変換器の高効率化、小型軽量化に貢献している。

近年、環境意識の高まりを背景として、電気自動車への注目が集まっている。さらなる省エネルギー化、燃費向上を実現するために、電力変換器の高効率化、小型軽量化につながる軟磁性部材の役割は重要になる。

こうした市場のニーズに応えるために、このたび日立金属は、山崎製造部内の軟磁性部材に関する研究開発機能を日立フェライト電子に移設するとともに、研究開発機能を増強いたします。軟磁性部材の製造を担う日立フェライト電子に研究機能も集約することで、製造と研究開発が一体となった顧客ニーズをとらえた技術開発を加速していく。

日立金属および日立フェライト電子では、今後とも素材の特性を引き出す材料開発に注力するとともに、軟磁性部材事業の持続的成長をめざしていきます。

なお、これらの投資に関し、このたび鳥取県、鳥取市よりご支援いただくこととなり、3 月22 日に協定調印式が執り行われる予定。

2.投資の概要

(1)増強拠点 日立フェライト電子株式会社(鳥取県鳥取市)
(2)投資金額 約14億円
3.協定調印式

(1)開催日時 2017年3月22日(水)13:00
(2)開催場所 鳥取県知事公邸 第1応接室(鳥取市東町)
(3)出席者 鳥取県 知事 平井 伸治
鳥取市 市長 深澤 義彦
日立金属株式会社 代表執行役常務 平木 明敏
日立フェライト電子株式会社 代表取締役社長 古川 博幸
以 上

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