イハラサイエンス、静岡県伊豆の国市における工場用地取得

 イハラサイエンスは、3 月 1 日の取締役会において、静岡県伊豆の国市が所有する「江間工業用 地」を購入する旨を決議し、同日、伊豆の国市と仮契約を締結したと発表した。3 月中旬の市議会の決議を経て、本契約に移行する予定。

 同社は、配管用の継手やバルブなどの製造・販売、配管工事、機械器具設置工事 の設計施工および請負、配管システム、配管システムを構成する部材などの設計・ 製造・請負および販売を行っている。

 昭和 16 年(1941 年)、管材商社として創業。昭和 35 年(1960 年)、静岡県伊豆市 熊坂に自社工場(静岡事業所の前身)を建設し、くい込み継手の製造販売を開始した。 平成元年(1989 年)には、現事業所所在地である静岡県伊豆市下白岩において技術開発セン ターを併設する形で事業活動を開始した。 その後、半導体・液晶製造装置市場の拡大に伴い、受注量が増大する中、敷地面積が手狭 であり、拡張性がないことから長年にわたり新たな生産拠点となる適地を探していたとこ ろ、今回の物件と巡り合った。

 工業用地は、現事業所から近く、従業員が通勤可能な範囲であること、高速道路の インターからも近く、物流もよりスムーズになるなど、新工場用地として最適であると 判断した。加えて、静岡県から「内陸フロンティア推進区域」の指定を受けている。

 今回の工業用地の取得により、静岡事業所が得意とする半導体・液晶製造装置および食品・医薬品関連市場、配管ユニット分野に加え、同社の事業領域である全産業・全流体を対象 とした配管システムなどの研究開発・生産技術開発センター機能と、同社の製品とサービ スを世界に発信する機能を併せ持つマザー事業所を計画しており、これまで以上に最適 配管システムに対するお客様のニーズに応えていく。

<新工業用地の内容>
所在地:静岡県伊豆の国市南江間
敷地面積: 約 49,988 m²(約 15,121 坪)
引渡時期: 本契約(平成 29 年 3 月中旬)後、双方で引渡の日を決める。 操業開始 平成 30 年度を予定している。

<現静岡事業所の概要>
所在地: 静岡県伊豆市下白岩

主力製品:半導体・液晶製造装置用のバルブ、配管システム 従業員 約 100 名

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