国際石油開発帝石・千代田化工建設・メタウォーター、秋田県の「八橋油田随伴水処理実証プラント」が竣工

国際石油開発帝石(INPEX」)、千代田化工建設、メタウォーターの3社(以下、「受託3社」)は3月17日、八橋油田随伴水処理実証プラント(秋田県)の竣工式を執り行ったと発表した。

この案件は、受託3社が 2015 年7月に独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構の技術ソリューション事業(技術開発・実証プロセス)(フェーズ2)として「セラミック膜による随伴水処理技術の小規模実証試験」(以下、国内実証)に関する作業を受託し実施しているもの。実証プラントは、INPEX 秋田鉱場外旭川プラント内及び隣接地(秋田県)に建設され、メタウォーターのセラミック膜ろ過システムを用いて油田の随伴水を処理する技術を実証するための小規模実証試験設備。実証プラントは、2016 年8月に建設が着工され、今年1月に完工し、試運転を経て3月より実証試験(約 7カ月を予定)を開始している。

今後、受託3社は、このセラミック膜を用いた随伴水処理技術を確立させ、原油生産における経済性の向上、油田の延命化並びに環境負荷軽減につなげることを目指し、環境に配慮したエネルギーの安定的かつ効率的な供給に貢献すべく、「国内実証」に鋭意取り組んでいくとしている。

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