住友化学、韓国で有機ELパネル向けタッチセンサーをの生産能力増強

住友化学(東京都中央区)は7日、韓国拠点である東友ファインケム社で、有機ELパネル向けフィルムタイプタッチセンサーの生産能力を現行比3倍強に増強すると発表した。

有機ELパネルは、現在主流の平面仕様のリジッド型に加え、普及が進みつつあるフレキシブル型の中でも部分的な曲面仕様のベンダブル型から、将来的には折り畳み可能なフォルダブル型への展開が見込まれ、さらなる市場拡大が期待されている。

フレキシブル型有機ELパネル需要の着実な拡大を見据え同社は、有機ELパネルの設計選択性がより高いタッチセンサーの量産化に向けたプロセス技術開発にいち早く取り組んできた。

パネルメーカーが生産設備投資を積極的に進めていることから、今般、フォルダブル型にも対応する製造技術を織り込んだ上で、フィルムタイプタッチセンサーの生産能力を大幅に引き上げる。新ラインによる量産開始は2018年1月を予定している。

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<東友ファインケム社の概要>

会社名:Dongwoo Fine-Chem Co., Ltd
設立年月:1991年12月
資本金:265,654百万KRW
事業内容:電子工業用高純度薬品、フォトレジスト、液晶および有機 EL 用偏光フィルム、カラーフィルター、有機 EL用タッチセンサーなどの製造・販売

◇ 設備投資概要
増強品目:有機ELパネル向けフィルムタイプタッチセンサー
生産能力:現行比3倍強
量産開始予定:2018年1月

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