三井造船、、フェロー諸島向けディーゼル発電設備を受注

三井造船の100%子会社である、Burmeister & Wain Scandinavian Contractor A/S (BWSC、デンマーク社、社長:Anders Heine Jensen)は3月1日、フェロー諸島の電力会社Elfelagid SEV社向け37MWの高効率ディーゼル発電設備を受注したと発表した。BWSCは、フェロー諸島のElfelagid SEV社向けに1983年、1987年にも発電設備を納入しており、今回で3度目の受注となる。完成予定は、2018年12月。

同設備は、重油を燃料とするディーゼル発電設備で、SCR(Selective Catalytic Reduction:選択的触媒還元)脱硝システムを導入し、NOx(窒素酸化物)を大幅に低減することで、環境への影響を抑えている。
また、建設サイトは、Kaldbaksfjordur(カルバクスフィヨルズル)というフィヨルドに位置する採石場。外壁は地元の岩石を使用し、屋根はフェロー諸島の伝統的な芝生で覆うことで周囲の景観との調和を図るとともに最小限のメンテナンスで長期の耐久性を実現する。

BWSCは、ディーゼルおよびバイオマス発電施設のエンジニアリング、建設、運転・保守管理まで一貫した事業を世界の各地で展開している。創業以来53カ国、180件以上の発電施設の納入実績があり、その発電容量は3,500MWを超える。

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