ワイテック、防府に車部品新工場、マツダに供給 来夏稼働

自動車部品のワイテック(広島県海田町)は1月23日、山口県防府市に新工場を建設すると発表した。設備投資額は約40億円。アンダーボディーやシャシーの部品を造る。年産能力は約18万台。2月に着工し10月に完成、2018年7月に稼働する。防府市内にある2工場が手狭になったため、工場の新設を決めた。主にマツダ防府工場(防府市)に供給する。

 

2012年3月末に閉鎖したJT防府工場の跡地を大和ハウス工業が工業用地として整備した「防府テクノタウン」の区画に入る。2万9,000㎡の敷地に建築面積1万6,000㎡の2階建ての工場を建てる。稼働時には約70人の社員を配置する。昼のみの1直体制から昼夜操業する2直体制になれば130人にする。

 

同社は防府市内にある2工場でアンダーボディー部品やシャシー部品を年40万台生産し、マツダの防府工場やトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)などに出荷している。2工場の社員は合わせて342人。

 

ワイテックの工場進出は防府テクノタウンに入る第1号案件。防府市は固定資産税の減免などで進出を支援する。

 

 

コメントを残す