花王、インドネシアに脂肪酸製造会社を合弁で設立

■/2016.12.28

-現地油脂製造会社と組み、基盤強化と事業拡大へ-

 

花王は12月28日、インドネシアにApical Group Limited(CEO:Dato’ Yeo How)とともに、脂肪酸製造会社PT Apical Kao Chemicalsを設立することで合意したと発表した。操業開始は2019年を予定している。

花王は、油脂原料が豊富なインドネシアに、フィリピン、マレーシアに続いて油脂製品の生産拠点を確立する。現地にプランテーションを保有し油脂の製造を手掛けるApicalグループ*1 と組むことで、今まで以上に油脂原料の安定調達が可能となる。花王グループにおける生産拠点の最適化を図り、競争力のある油脂製品を製造し安定供給を推進することで、グループのケミカル事業の拡大と収益力向上の基盤とする計画。

 

花王グループは、サプライチェーンの強化を図るとともに、将来にわたりサステナブルで高品質な油脂製品および特徴のある油脂誘導体を、より広範囲の顧客に提供していく。

 

設立会社の概要

社名:PT Apical Kao Chemicals

所在地:インドネシア スマトラ島Riau州Dumai市

設立:2017年1月(予定)

資本金:設立時25百万米ドル(順次増資予定)

出資比率:Apicalグループ 65%、花王株式会社 35%

敷地面積:約44,000㎡(予定)

製造品目:脂肪酸

脂肪酸製造設備能力:約10万トン/年

操業開始予定:2019年

 

*1 Apical グループは、Apical Group Limitedを中心に、主にアジアで油脂および油脂誘導体を製造、販売する企業グループ。

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