NTNは9月8日、欧州子会社NTN Europe S.A.(本社:仏アヌシー)のアルゴネ工場において、航空宇宙向けベアリングの生産能力増強を決定したと発表した。航空市場の回復基調や新興地域での需要拡大を背景に、2030年度まで段階的に投資を進める。
今回の能力増強では、旋削から最終組立まで対応する新設備の導入、建屋の拡張・改修、さらにデジタル化やロボット化を進め、生産性向上と需要対応力の強化を図る。
NTNは日本および欧州で、ジェットエンジン、ヘリコプター、ロケット、人工衛星といった航空宇宙分野に長年にわたり製品を供給。近年は次世代エンジン、UAV(無人航空機)、eVTOL(空飛ぶクルマ)など新しいモビリティ分野への展開も視野に入れている。
■NTN Europeについて
社名:NTN Europe S.A.
代表者:Dominique LAVILLA
事業概要:自動車、航空機など各種産業機械向けベアリング(軸受)の開発・製造、販売
本社所在地:
1, rue des Usines, BP 2017, 74010 Annecy Cedex, France
アルゴネ工場:114, Rte de Champ Farçon, 74370 Argonay, France