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現代建設機械、2022年売上は7%増の3,516(十億)ウォン、23年は10%増の3,878 (十億)ウォンを見込む

 現代建設機械(Hyundai Construction Equipment、略称HCE) はこのほど、2022年第4四半期(10~12月)と通期(1~12月)の業績を発表した。それによると、第4四半期の売上高は前年同期比10.1% 増の833 (十億)ウォン 、営業利益は24.1(十億)ウォン 、純損失は22.1(十億)ウォン。2022年通期の売上高は、前年度比7.0%増の3,516(十億)ウォン、営業利益は6.2%増の171 (十億)ウォン 、純利益は109.8 %増の99 (十億)ウォンとなった。

 以下、同社の第4四半期レポートより抜粋。1 ウォンは約0.1円。

 現代建設機械2022年第4四半期と通期データ

■業績サマリー

• 売上高 : 中国の弱さにもかかわらず、堅調な商品価格と先進国市場でのインフラ投資に牽引された新興市場での強い需要により、売上高は 2022 年第 4 四半期で前年同期比 10% 増、2022 年は前年比 7% 増となりました。

•営業利益:材料費や物流費の上昇が続いているものの、値上げ、製品・地域ミックスの改善、F/Xにより大幅増益となりました。

■市場概況

• CE(建設機械):売上高は、中国の弱さを相殺した新興市場および先進国市場での強い需要に牽引され、2022 年第 4 四半期に前年比 7.0% 増、2022 年には前年比 4.6% 増となりました。

• FL(フォークリフト):先進国市場での堅調な需要により、2022 年第 4 四半期の売上高は前年比23.3%増、2022 年は前年比19.4% の増加。

• 部品 : 売上高は、先進国市場での販売量の伸び により、2022 年第 4 四半期に前年比 26.0%増、2022 年は前年比 22.6% 増となりました。

■地域別状況

• 新興国 : インフラ投資と原材料価格の上昇に伴い、主に資源国からの需要が引き続き旺盛でした。

• インド・ブラジル : マイニング需要と中南米での好調な販売により、引き続き売上が増加しました。

• 開発品:インフラ投資やレンタル需要により大幅増収。

• 中国 : 中国の新型コロナウイルスゼロ政策と景気刺激策の欠如により、需要が減少しました。

■2023年の計画

 売上高 は前年比10%増の3,878.3(十億ウォン)、営業利益 は5.2% 増の201.2(億ウォン )。

• 売上:戦略市場と製品の成長 + SCM (サプライ チェーン マネジメント) の改善により、前年比 10%増を見込んでいます。

• 利益 : 地域および製品構成の改善 (大型および超大型機械の販売に注力)、値上げ、および材料費の削減により、前年比 18%増を見込んでいます。

■市場見通し(発展途上国)

• 【市場】 北米は、非住宅の建設が継続することから、需要は引き続き拡大するものと思われる。需要はヨーロッパではわずかに減少すると予想されますが、市場は 14 万台以上にとどまると予想しています。

• 【売上高】 SCMの改善(部品供給・物流の強化)や値上げにより、大幅な増収増益を見込んでいます。重機と小型機械の両方の分野での成長は、先進国市場における当社の市場地位を強化しています。

■市場見通し(新興国)

• 【市場】 地域の産業構造(資源依存)や政府のインフラ政策により、需要の二極化が予想されます。

• [セールス] HCE は、ボリュームと収益性を備えた市場に焦点を当てます。中東・中南米の資源国や戦後のウクライナなどの戦略国での販売拡大が期待されます。そのため、2023 年には 80 トンを超える超大型ショベルの販売台数が前年比で 70% 増加すると予想しています。

■参考

<地域構成の推移>

• 地域別の売上構成は引き続き改善:先進国市場からの売上貢献の増加は、収益性の改善につながるはずです。

<中期経営計画>

 2027年中間目標売上高5.1兆ウォン、営業利益3,400億ウォン(営業利益率6.7%)。

 現代建設機械のIRページ

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