アイチコーポレーションは12月19日、中期事業計画の達成に向けた生産能力増強を目的として、高崎事業所(群馬県佐波郡玉村町)を竣工したと発表した。
立地は、新治事業所と伊勢崎事業所の中間にあたり、関越自動車道・高崎玉村スマートインターチェンジの北東に位置する。物流効率に優れた拠点とし、これまで新治事業所で生産していた大型自走式高所作業車、伊勢崎事業所で生産していた小型自走式高所作業車およびスキッドステアローダーの組立工程を集約した。
集約にあたっては各種改善を織り込み、従来比で10%以上の生産性向上を見込む。構内では安全性を重視し、歩車分離やリフトレス化を推進。さらに屋根全面に太陽光パネルを設置し、工場で消費する電力を100%賄える発電量を確保するなど、環境配慮型工場として整備した。
本件に関わる投資額は、用地取得を含めて約85億円としている。
<プロジェクト概要>
事業内容:自走式高所作業車の組立専用工場新設
拠点名称:アイチコーポレーション 高崎事業所
所在地:群馬県佐波郡玉村町大字上新田1894番
竣工:12月19日
投資額:約85億円(用地含む)
主な特徴:生産拠点集約による生産性10%以上向上、歩車分離・リフトレス化、太陽光発電による電力自給100%
狙い:海外売上拡大に対応した生産能力強化