サンドビック(Sandvik):2025年12月19日
今回の受注は、ケベック州ヴァルドール(Val-d’Or)にあるラマック鉱山(Lamaque mine)で使用するバッテリー電動トラックおよびローダーで構成される。エルドラド・ゴールドは、2025年第3四半期にも約6,500万SEK(約11.1億円)相当のBEVをサンドビックに発注しており、今回の追加受注により、同鉱山で稼働するサンドビック製BEVの台数は、従来の2台から12台へと大幅に増加する見通しだ。納入は2026年半ばから開始し、2027年まで継続する予定としている。
サンドビックのマイニング事業部門プレジデントであるマッツ・エリクソン(Mats Eriksson)氏は、「サンドビックのBEVは、ラマック鉱山の坑内でその性能を実証してきた。今回の受注は、当社のバッテリー電動ソリューションの強みを改めて示すものだ。エルドラド・ゴールドとのパートナーシップを拡大し、同社が進める鉱山操業における効率性、安全性、持続可能性の強化を支援できることを誇りに思う」とコメントしている。
電動化による鉱山機械の導入は、温室効果ガス排出削減や坑内作業環境の改善といった観点から、世界的に加速しており、今回の受注は、サンドビックの電動鉱山機械事業の拡大を象徴する案件といえる。
(12月19日)