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メッツォ、CONEXPO-CON/AGG 2026で次世代骨材向け技術・製品群を披露

メッツォ(Metso):2025年12月16日

メッツォは、2026年3月3~7日に米ネバダ州ラスベガスで開催される北米最大級の建設機械展示会「コネクスポ・コン/アグ(CONEXPO-CON/AGG)2026」に出展し、骨材(アグリゲーツ)分野向けの最新技術、製品、サービスを披露する。展示会は3年に1度開催される同分野の旗艦イベント。

メッツォは、会期に先立ち、3月1~2日に米国で初となるディストリビューター向けイベント「ディストリビューター・デイズ(Distributor Days)」をラスベガスで開催する。販売代理店との連携強化と協業による成長を改めて打ち出す狙いだ。

メッツォ・プロダクツ事業ラインの上級副社長(SVP)を務めるビンセント・セルシ(Vincent Celsi)氏は、「コネクスポは、骨材プロセッシングの未来を形作る当社の取り組みを示す最適な舞台だ。イノベーションはスローガンではなく、お客様が信頼する当社の標準である。ロコトラックECシリーズ(Lokotrack® EC)や、50年の歴史を持つノードバーグCシリーズ(Nordberg® C Series™)クラッシャー、拡充したデジタルポートフォリオ、新型HRC10高能力ロールクラッシャー、次世代耐摩耗ソリューションなど、稼働率向上、持続可能性、付加価値の最大化を実現する技術を紹介する」と述べた。

一方、アメリカ地域ディストリビューションマネジメント担当副社長(VP)のスティーブ・チャンシ(Steve Cianci)氏は、「業界を代表する展示会であるコネクスポに戻ってこられることを嬉しく思う。米国初開催のディストリビューター・デイズは本イベントをより特別なものにする。販売代理店や顧客との対話を通じ、業界を前進させる強固なパートナーシップを祝いたい」と語った。

■主な展示内容

中央ホールのブース「C31832」では、骨材事業者や採石場オーナー向けに、生産性向上、トン当たりコスト低減、安定操業、設備寿命延長に貢献する最新ソリューションを紹介する。
• デジタルポートフォリオの刷新

設備の接続、AIを活用した予知保全、モバイルクラッシング性能の最適化、直感的なデジタルチャネルを統合した新たなデジタルスイートを発表。稼働率向上と処理能力拡大、製品・サービスへのアクセス性向上を図る。• クラッシャー新製品

 実績のあるHRC8をベースに、高能力化した「HRC10(HRC™ 10)」ロールクラッシャーを投入。工業用砂の製造や建設資材リサイクルにおける処理量・効率を高め、循環型経済への対応を支援する。
• 耐摩耗部品・スペアパーツ
 長寿命化と性能向上を実現する最新耐摩耗部品を初披露。併せて、クラッシャーの最適稼働を支えるスペアパーツやアップグレードも紹介する。
• ロコトラックECシリーズ
 2024年に導入した次世代ディーゼル電動パワーラインを採用するシリーズから、初のコーンクラッシャー「ロコトラックLT350C(Lokotrack® LT350C)」を展示。高能力ノードバーグHP350e(Nordberg® HP350e)コーンクラッシャーを搭載し、二次・三次破砕用途に対応する。
• ノードバーグCシリーズ50周年
 信頼性と性能の基準を築いてきたCシリーズの50周年を記念し、新型「ノードバーグC117(Nordberg® C117)」を通じて進化を示す。
• 選別(スクリーニング)ソリューション
 TSEシリーズ(TSE Series™)スクリーンと多様なスクリーンメディアを展示。高い互換性と効率、保守性向上により、総保有コスト(TCO)の低減に寄与する。

■会社概要
メッツォは、骨材、鉱物処理、金属精錬分野向けに、持続可能な技術、エンドツーエンドのソリューション、サービスをグローバルに提供する。エネルギー・水使用効率の改善、生産性向上、環境リスク低減を通じ、顧客の事業価値向上を支援している。

本社はフィンランド・エスポー。2024年末時点で約50カ国に約1万7,000人の従業員を擁し、2024年の売上高は約49億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキに上場している。

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