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大磯、島根県浜田市で水産加工工場を増設、冷凍刺身・冷凍寿司の新製造拠点整備

島根県は12月11日、水産加工品を手がける大磯(島根県浜田市)が、冷凍刺身および冷凍寿司の製造に対応するため、浜田市内の既存工場敷地内で工場を増設すると発表した。島根県および浜田市と三者で事業所立地に関する覚書を締結し、県は企業立地促進条例に基づき立地計画を認定する。

同社は1973年の創業以来、佃煮、乾燥珍味、干物などの水産加工品を中心に事業を展開し、県内外へ販路を拡大してきた。今回の増設は、国内における冷凍食品市場の拡大に加え、海外で高まる日本産水産物需要を背景に、新たな付加価値製品として冷凍刺身・冷凍寿司の製造に本格参入する狙いがある。

投資額は約3億円を予定しており、操業開始後3年間で5人の新規雇用創出を計画する。操業開始は2026年4月を見込む。生産設備の増強により、品質・衛生管理水準の高度化と安定供給体制の構築を図る。

島根県は、本計画が地域の雇用創出と水産加工産業の高度化につながるとして評価。浜田市と連携し、資金面や人材確保面での支援を行う方針だ。立地計画認定書の交付および覚書調印式は、12月23日に県庁で実施される。

<プロジェクト概要>
• 事業主体:株式会社大磯
• 計画内容:水産加工工場の増設(冷凍刺身・冷凍寿司の製造)
• 立地場所:島根県浜田市原井町(水産加工団地内)
• 投資額:約3億円
• 操業開始:2026年4月予定
• 雇用計画:操業後3年間で5人増
• 支援内容:島根県企業立地促進条例に基づく認定、県・浜田市による資金・人材面の支援

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