・北米向けトランスミッション組立設備など、EV対応需要に対応
平田機工(Hirataグループ)は12月11日、有名自動車メーカー向けに、総額約80億円の自動車関連生産設備を受注したと発表した。同社の主要事業である自動車分野において、大型案件の獲得により業績拡大が期待される。
受注した設備は、同社独自の技術や専門性を活かしたもので、さまざまな生産ラインに対応する。多様な生産設備の製造、据え付け、そしてグローバルな展開を行う体制を構築している。特に、自動車業界における中核を成す技術として、中核部品製造、電気自動車(EV)など次世代のお客様の要望に柔軟に対応できる生産能力を有しており、これまでに多数の納入実績を誇る。
今回の受注は、同社の実績と信頼に基づくもので、同社の幅広い関連技術や安全性や生産性向上に寄与した提案力などが評価されたものと見られる。今後も顧客との長期的な信頼関係のもと、さらなるニーズへの対応を進めていく方針。
■受注案件の概要
受注金額は約80億円(Hirataグループの合計金額)で、受注内容はトランスミッション組立設備となる。
顧客については、守秘義務に基づき、顧客名および詳細内容については非開示。仕向け地は北米、主要製品は熊本事業場(熊本県熊本市)および北米工場(熊本県菊陽町)を中心に生産を行う。
同社は、本受注による業績への影響について、工事の進捗に応じて今期および来期以降に販売計上される予定としており、同社業績に寄与する見込みであるとコメントしている。