コベルコ建機は12月8日、クレーン施工計画策定支援ソフト「K-D2プランナー（K-D2 PLANNER）」の最新版となるバージョン1.5を公開した。利用者から寄せられた改善要望を反映し、作図機能の強化や操作性の向上が図られている。
本ソフトは、クローラクレーン使用時の施工計画をパソコン上でシミュレーション可能とするクラウド型ツールで、ユーザーは機種や仕様、作業条件を選択するだけで、吊り上げ可能範囲、作業動線、視界確保可否などの検討が行える点が特徴。2022年の公開以降、建設業界での導入が進んでいる。
今回のバージョン1.5では、画面インターフェースの改善や、建設現場の制限条件をより反映しやすい作図編集機能を追加。併せて、新機種データを更新したほか、安全計画書の出力機能も強化された。
同社では、デジタル技術を活用した施工支援ソリューションの展開を強化しており、今回のアップデートもその一環として位置づける。今後もユーザーの運用現場から得られる知見を反映し、利便性・機能性の強化を継続する方針。
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