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日立レールとGoogle Cloud、鉄道DXで協業加速

・サイバーセキュリティ、生成AI、エージェント型AI活用で業務効率化・自動運転進化へ

日立製作所(日立)の鉄道システム事業を担う日立レール(Hitachi Rail)は12月4日、Google Cloudとの協業を加速し、鉄道運行におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することを発表した。本戦略的協業は、Google Cloudのサイバーセキュリティ、生成AI、およびエージェント型AI技術を活用し、鉄道運行の業務効率化と自動運転の進化を加速させる狙い。

本取り組みは、2025年10月に発表された日立とGoogle Cloudの戦略的アライアンスに基づくものであり、日立レールの鉄道システムに関する豊富な専門知識、日立グループのデジタルエンジニアリング企業であるGlobalLogicの高度なデジタルエンジニアリングおよびAI能力、そしてGoogle CloudのAI技術を結集したもの。

■ 協業による主要な推進項目と効果

今回の協業は、イノベーションの加速、運用生産性の向上、そして鉄道業界の自律的かつ持続可能なモビリティへの移行を推進することを目的としている。 

■ トップのコメント
日立レール CEOのジュゼッペ・マリノ氏(Giuseppe Marino)は、「Google Cloudとの協業により、デジタルおよびAI技術におけるリーダーシップを活用することで、私たちがめざす鉄道分野におけるデジタルトランスフォーメーションを実現するとともに、お客さまに最適な省エネルギーソリューションを提供していく。未来のモビリティの中核として、鉄道事業を発展させていく」と述べている。また、マリノ氏は「サステナビリティが目的地であり、デジタルはそこに到達するための手段である」との理念を示している。 
Google Cloud United Kingdom & IrelandのDirector, Retail, Consumer and Travelであるアンドレア・ウィリアムソン氏(Andrea Williamson)は、「日立レールは運用技術のパイオニアであり、今回の協業ではその深い専門知識と、Googleの生成AIおよびエージェント型技術の力を融合させる。現在のチームの効率性を新たなレベルへと引き上げ、将来的には真に自律的な鉄道ネットワークのための重要な基盤を築く」との期待を示した。

ニュースリリース

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