加藤製作所は12月4日、最大除雪幅を誇る新型「スノースイーパS-580CⅡ」を函館空港と釧路空港に納入したと発表した。2025年11月の納入完了を受け、今冬の豪雪期に備え両空港の滑走路除雪体制が強化される。
空港除雪ではプラウ車が雪を両側に押し出した後、スノースイーパが残雪を前方ブラシで掻き出し、後部ブロワーで滑走路端へ吹き飛ばす役割を担う。車両総重量24,300kg、全長14,130mm、全幅4,490mm(作業時6,850mm)と大型仕様ながら、エンジン定格出力410kW(1,800min-1)で安定稼働を見込む。
加藤製作所は多雪地域の全国数十空港に同社製スノースイーパを配備。創業130年超の建設機械大手として、特殊車両分野でも存在感を強めている。同社は「空港の安全運航を支える信頼の技術を提供する」と強調した。
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