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コベルコ建機、社内表彰制度「第2回 KOBELCO Blue Green賞」を発表

・働きがい向上の取り組みが上位入賞、従業員投票で各賞を決定

コベルコ建機は11月26日、東京本社(東京都品川区)で「第2回 KOBELCO Blue Green賞」の表彰式を開催した。

同賞は、コベルコ建機グループの企業理念「フィロソフィー」を実践する社内活動を表彰する制度で、創立25周年を迎えた2024年に同社ブランドカラーの「ブルーグリーン」にちなんで制定された。企業理念の浸透と実践、魅力ある会社づくりを目的とし、職場の活性化や日常業務の改善といった身近な取り組みも対象としている。

今回は国内のコベルコ建機グループ全企業と海外現地法人が参加。各事業部の一次審査を通過した活動メンバーがプレゼンテーションを行い、その様子を社内配信した上で従業員投票により各賞を決定した。

■従業員満足度向上の取り組みが評価

第2回となる今回は、働き方や価値観の多様化が進む中、職場環境の向上に取り組む活動が目立った。金賞、銀賞、銅賞のうち2つが従業員の働きがい向上に関する活動となった。

金賞は大久保事業所(兵庫県広島市)の「昼飯改革プロジェクト サラメシパワーアップ大作戦」が受賞。従業員アンケートで把握した要望を基に、キャッシュレス決済と給与天引システムを導入し、食事メニューを拡充した。温蔵庫の設置や食事残数のモニター表示による利便性向上、食堂ホールのリニューアルや接客改善にも取り組み、食堂を仕事の活力源として再生させた点が評価された。

銀賞の「それガーチャー! ほんまコラボやで 溶接課外授業とからくり伝授!ものづくりを未来の若者へ」(大垣事業所、岐阜県大垣市)は、地元工業高校でからくり作品制作と溶接実習を実施。従業員が講師となってQC手法を教え、生徒の主体的な製作を支援した。学校とのつながり強化と企業イメージ向上に貢献し、就職希望者の増加にもつながった。

銅賞は「建設機械メーカーが全力で○○作ってみた!」(バケットチェア制作プロジェクト)。開発や製造部門が部門横断で協力し、バケット型の椅子を制作した。実物や制作過程の動画をSNSで公開したところ社内外から好評を得て、部門間コミュニケーションの活性化にも寄与した。

■フィロソフィー実践で成長目指す
表彰式で平田誠二取締役執行役員は、本賞が「フィロソフィーの実践」「明るく風通しの良い職場づくり」「身近に取り組める活動」をテーマにスタートしたことに触れ、「今回の活動はまさにその目的にかなったもの。こうした工夫や挑戦を続け、コベルコ建機グループの成長、そして豊かな社会への貢献につなげていきましょう」とコメントした。

同社は、フィロソフィーに基づく活動をさらに促進し、従業員一人ひとりの働きがいを高めることで、真に価値ある商品、サービス、情報を提供し、顧客満足に応えていく方針。​​​​​​​​​​​​

ニュースリリース

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