・2027年4月稼働予定
大同工業(石川県加賀市)は11月13日、インド子会社DAIDO INDIA PVT. LTD.(ダイドー・インディア)で新工場棟を建設し、エンジン内チェーン部品の現地生産を開始すると発表した。
同社はこれまで、日本本社を含む他拠点で製造した部品をインドへ輸出してきたが、同国市場で需要が拡大する中、競争力強化と供給安定のため現地生産へ切り替える。コスト削減に加え、生産基盤の強化により、インドを中心としたグローバルサウス向け展開拠点としての役割も高める狙い。
■新工場の建設計画
新工場は、既存拠点と同じラジャスタン州ニムラナ工業団地に新たに用地を取得して建設する。2026年3月に着工、2027年4月の操業を予定。投資額は4.94億ルピー(約8.4億円)で、工場用地面積は2万5,000㎡。
インド子会社は2010年設立で、二輪車用チェーンの生産・販売を手掛けており、今回の増設によりエンジン内チェーン部品のラインが新たに加わる。
同社は、本件が2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微としている。
<新工場の概要>
プロジェクト名: インド子会社 DIN 新工場棟増設
所在地: ラジャスタン州ニムラナ工業団地
目的: エンジン内チェーン部品の現地生産による競争力強化、供給安定、コスト削減
着工予定: 2026年3月
操業予定: 2027年4月
投資額: 494百万ルピー(約8.4億円)
工場用地面積: 25,000㎡
事業主体: DAIDO INDIA PVT. LTD.(ダイドー・インディア)