・北米市場を中心としたデータセンター向けバルブ需要に対応
キッツ(東京都港区)は11月6日、データセンター分野での事業拡大を目的に、グループ会社のキッツ・タイランド(KITZ (Thailand) Ltd.)アマタ工場敷地内に新工場棟を建設すると発表した。急拡大する北米市場を中心としたデータセンター向けバルブ需要に対応するもので、2026年下期の稼働開始を予定している。
新工場棟の建設により、同社は生産能力を拡大し、旺盛な需要に迅速に対応できる体制を構築。さらに内製化の推進によるコスト削減も図るとしている。キッツは「中期経営計画および長期ビジョンの達成に向け、データセンター市場での競争力を一層強化していく」としており、今後の生産体制拡充に注目が集まる。
<プロジェクト概要>
所在地:タイ王国チョンブリー県(キッツ・タイランド・アマタ工場敷地内)
生産品目:データセンター向けバタフライバルブ
建屋面積:約4,650平方メートル
総投資額:約1億7,500万バーツ(約8億円、為替1バーツ=4.54円)
稼働開始時期:2026年下期
<会社概要(キッツ・タイランド)>
名称:KITZ (Thailand) Ltd.(キッツ・タイランド・リミテッド)
所在地:426 Moo 17, Debaratana Road, T.Bang Sao Thong, A. Bang Sao Thong, Samut Prakan 10570, Thailand
代表者:川手和人
設立:1988年9月
資本金:5億300万バーツ
出資比率:キッツ 92%
事業内容:青銅・黄銅製バルブおよびバタフライバルブの製造・販売