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CNHインダストリアル、AI・自動化・ロボティクス技術を披露、Agritechnicaで「Tech Day 2025」開催

CNHインダストリアル(CNH Industrial):2025年11月11日

CNHインダストリアルは11月11日、ドイツ・ハノーバーで開催中の世界最大の農業機械展「アグリテクニカ (Agritechnica)」において、「CNH 2025 Tech Day」を開催し、AI(人工知能)、自動運転、ロボティクス、自動化分野における最新技術群を披露した。テーマは「Every Field Feeds the Future(すべての畑が未来を育む)」で、持続可能な農業と生産効率の両立を目指す顧客志向の技術戦略を打ち出した。

同社はAIと自律技術を中核とする「コネクテッド・エコシステム」の構築を進めており、予測的かつ持続可能な農業システムを提供することで、農家がより少ない資源でより多くを生み出せる環境を整えるとしている。CNHの「インテリジェント・アグリテック」ソリューションは、耕起、播種・植付け、作物保護、収穫といった作物サイクル全体を支援するのが特徴だ。

CNHインダストリアルの最高経営責任者(CEO)ゲリット・マルクス(Gerrit Marx)氏は次のように述べた。
「世界は農業に依存し、農業は革新に依存しています。限られた土地と厳しい環境条件の中で、より多くの人々を養うことが農業最大の課題です。この変革は必要不可欠であり、AIは製品、人材、プロセスすべてにおける急速な革新を支える最大の推進力の一つです」。

同社はこうした技術革新を通じて、農業従事者に新たな付加価値をもたらすことを目指している。2030年までの成長戦略では、農業部門の売上高に占めるプレシジョンテクノロジー(精密農業技術)比率をほぼ倍増させる方針を掲げている。

CNHインダストリアルは、革新性・持続可能性・生産性を中核とする理念「Breaking New Ground(新たな地平を切り開く)」のもと、グローバルで農業・建設機械事業を展開している。主要ブランドには、農業機械の「ケースIH(Case IH)」および「ニュー・ホランド(New Holland)」、建設機械の「ケース建設機械(CASE Construction Equipment)」と「ニュー・ホランド建設機械(New Holland Construction Equipment)」を擁する。さらに、地域特化ブランドとして、農業用トラクタの「シュタイア(STEYR)」、デジタル農業・自律走行技術の「レイヴン(Raven)」、衛星測位技術の「ヘミスフィア(Hemisphere)」、播種機・耕うん機の「フレキシコイル(Flexi-Coil)」、施用機の「ミラー(Miller)」、そして建設用ミニ・ミディショベルを製造する「ユーロコマック(Eurocomach)」などを展開している。

200年以上の歴史をもつ同社は、世界35,000人超の従業員が多様で包摂的な職場で働き、顧客の生産性向上と持続可能な社会の実現に貢献している。

<プロジェクト概要>
項目:CNH 2025 Tech Day 開催
開催日:2025年11月11日
開催地:ドイツ・ハノーバー(アグリテクニカ会場)
主な展示分野:AI/自律走行/ロボティクス/自動化技術
主なブランド:ケースIH、ニュー・ホランド、CASE建設機械、ニュー・ホランド建設機械
重点戦略:2030年までにプレシジョンテクノロジー売上比率を倍増
CEOコメント:「AIは農業の未来を切り開く最大の革新ドライバー」

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