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JLG、CES 2026で最優秀イノベーション賞を受賞

・ロボティクス部門で最高賞、建設・産業技術部門でも栄誉

JLGインダストリーズ(JLG Industries, Inc.):2025年11月5日

ペンシルベニア州マコネルズバーグ発、高所作業車およびテレハンドラーの世界的メーカーであるJLGインダストリーズ(オシュコシュ・コーポレーション:Oshkosh Corporation)傘下は、全米民生技術協会(CTA:Consumer Technology Association)が主催する「CESイノベーション・アワード2026(CES Innovation Awards 2026)」において、ロボティクス部門で最優秀イノベーション賞(Best of Innovation)を受賞した。さらに建設・産業技術部門でもイノベーション・アワード受賞者に選ばれた。11月5日に発表された。

受賞対象となったのは、「ロボティック・エンド・エフェクター搭載JLGブームリフト(JLG Boom Lift with Robotic End Effector)」のコンセプトマシン。従来の高所作業車を自律型の作業ロボットに変革する技術で、溶接、検査、設置などの複雑な高所作業を実行できる。2026年1月6日から9日まで、ラスベガスで開催されるCES 2026のオシュコシュ・コーポレーションブース(LVCC西館4418)で実機デモンストレーションが行われる。

■AI制御とマルチセンサーで自律作業

同機は産業環境向けに設計され、ロボットマニピュレーター、AI誘導制御、マルチセンサー知覚機能を堅牢な移動プラットフォームに統合。自律的に移動・位置決めし、高所で精密な作業を単独または協調フリートで実行する。デジタルツイン(digital twin)や現場管理プラットフォームと連携し、半構造化された屋外環境向けのスケーラブルなロボットソリューションとして、建設ロボティクスの新たな可能性を示す。

JLGのシャシャンク・バティア(Shashank Bhatia)最高技術責任者兼グローバル・エンジニアリング担当副社長は「電動化、コネクティビティから安全性、持続可能性まで、技術の限界に挑戦することに注力している。すべてのイノベーションは顧客の声を聞き、現場での課題を理解し、安全で効率的な作業を支援するソリューションを設計することから始まる」とコメントした。

■過去最多3600件超の応募から選出

CESイノベーション・アワードは、36の技術製品カテゴリーで優れた設計と技術を表彰する年次コンペティション。今年は過去最多となる3600件を超える応募があり、各カテゴリーで最高得点を獲得した製品に「最優秀イノベーション(Best of Innovation)」の称号が与えられる。メディア関係者、デザイナー、エンジニアなどで構成される専門審査員パネルが選考にあたった。

オシュコシュ・コーポレーションは今回、JLG以外にも2つの賞を獲得。旅行・観光部門では、従来のディーゼル式と比較して加速性能が28%向上した電動空港消防車「ストライカー・ボルテラ(Striker Volterra)」が最優秀イノベーション賞を受賞。建設・産業技術部門では電動廃棄物・リサイクル車両「マクニーラス・ボルテラ(McNeilus Volterra)」がイノベーション・アワード受賞者に選ばれた。

オシュコシュのジェイ・アイエンガー(Jay Iyengar)執行副社長兼最高技術・戦略調達責任者は「自律走行、AI、コネクティビティ、電動化が、安全で直感的、生産的な未来を創造する上でもたらす好影響を示すものだ」と述べた。

CES 2026でのオシュコシュの展示に関する詳細は、ces.oshkoshcorp.comで確認できる。​​​​​​​​​​​​​​​​

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