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AGCO、AGRITECHNICA 2025で自律走行システムと次世代農業技術を披露

AGCO:2025年11月5日

自律システム、AI搭載機器、対話型トラクターコンセプトなど最新ソリューションを一堂に展示

ドイツ・ハノーバー発、農業機械および精密農業技術の設計・製造・販売における世界的リーダー企業であるAGCO社(NYSE: AGCO)は、11月9日から15日まで開催される世界最大級の屋内農業機械展示会「AGRITECHNICA 2025」に出展し、同社を代表するブランドであるFendt®、Massey Ferguson®、PTx®、Valtra®の最新製品と革新技術を披露する。会期中、世界中から数十万人の農業従事者およびディーラーが来場し、AGCO Power™やAGCO Finance®のサービスとともに、各ブランドの最新製品を体験する予定だ。

AGCO社の会長兼社長兼最高経営責任者であるエリック・ハンソティア(Eric Hansotia)氏は、「AGRITECHNICA への出展を通じて、当社ブランドがいかにスマートで持続可能なソリューションを提供し、『農家第一』の姿勢を貫いているかをお見せできることを嬉しく思います」と述べ、「フルライン製品の拡充から後付け可能な精密農業アップグレードまで、当社の技術スタックは進化を続けており、農業従事者の生産性、収益性、そして将来への対応力向上を支援しています」と強調した。

■主な展示内容
Fendtブランドでは、5つの新型トラクターシリーズに加え、コンバインハーベスター「Fendt IDEAL®」、飼料収穫機「Katana®」の収穫能力を披露し、フルライン製品の充実ぶりをアピールする。
フューチャーゾーンでは、FendtエンジニアリングとPTxイノベーションの融合を紹介。自律走行技術「OutRun™」や、持続可能な雑草防除を実現するAI搭載ソリューション「RowPilot™」などを展示する。

Massey Fergusonは、クラス最高性能の「MF 5Sシリーズ」と新型トランスミッション搭載の「MF 3スペシャリティシリーズ」を展示。コンパクトトラクターから最新型トラクター、テレハンドラー、ヘイツール、ベーラー、コンバインに至るフルラインナップを披露し、多くのモデルに「PTx Trimble™」ガイダンスシステムなどのスマート農業ソリューションが統合されている点をアピールする。

PTxは、後付けおよび工場装着の精密農業ソリューションを展示。新開発の混合車両群管理プラットフォーム「FarmENGAGE™」、AI画像認識ベースの散布システム「SymphonyVision®」、ISOBUS制御による高精度播種を実現する「Precision Planting® vConnect | Drive™」などを紹介する。

Valtraは、農作業をより簡単、直感的、データ駆動型にすることを目指したAIアシスタントのコンセプトモデル「Valtra Coach Talking Tractor(対話型トラクター)」を展示する。

■持続可能性への取り組み

環境配慮型の将来志向ポートフォリオも注目点だ。完全バッテリー電動トラクター「Fendt e100 Vario®」をはじめ、AGCO Powerの最新技術として「Future Battery Concept」の初披露、Valtraとの共同開発によるCO₂計算ツール、拡充されたリマニュファクチャリング機能などを展示。これらの取り組みは、排出削減、機械の長寿命化、費用対効果の高い低炭素農業の実現を目指している。

また、同社の代表的技術である無段変速機(CVT)技術は、Valtra Gシリーズを含む複数のブランドと機種に搭載され、その性能を体感できる。

■ AGCOについて
AGCO社は1990年に設立され、米国ジョージア州ダルースに本社を置く。2024年の純売上高は約117億ドル。差別化されたブランドポートフォリオと革新的な技術により、持続可能な食料生産を支援している。
AGRITECHNICA 2025の会場(ホール20)にて、AGCOの各ブランドブースを訪れ、差別化されたポートフォリオと「農家第一」のイノベーションを体験できる。

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