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神戸製鋼、25年4〜9月の建設機械(コベルコ建機)売上は4.8%減の1,880億円、25年度予想は 2.8%増3,990億円

・通期の経常利益は55%減の85億円見込む

神戸製鋼所が11月10日に発表した2026年3月期第 2四半期(4〜9月、25年度上期)連結業績によると、建設機械部門(コベルコ建機)の売上高は、前年同期比4.8%減の1,880億円(前年同期 1,975億円)、経常利益は固定費を中心としたコストの改善があったものの、販売地域構成の悪化等により、同41.0%減の36億円(同61億円)となった。

第2四半期(上期)における油圧ショベルの販売台数は、前年同期比1.0%減の10,300台(前年同期:10,400台)。うち国内は2,600台(同:2,700台)、海外は7,800台(同:7,400台)。また、クローラークレーンは、1.9%減の154台(同:157台)だった。

 2025年度については、売上高は前年度比 2.8%増の3,990億円(前年度3,880億円)、経常利益は同54.5%減の85億円(前年度187億円)となる見通し。米国関税リスクについて、下期はリスクの縮小を見込むものの、主要通貨以外の為替影響等により、前回並みの見通し。
 
 油圧ショベルの2025年度販売は、同8.4%増の22,000台(前年度20,300台)、クローラークレーンは、同9.1%減の340台(同374台)を見込んでいる。
 2025年度の需要環境によると、油圧ショベル市場は、日本はレンタル需要の低迷の長期化等により、前回比減少。中国は政府主導の農地整備工事の伸び悩み等により、前回比減少。北米はインフラ向け需要が堅調に推移しており、前回並み。欧州 は景気悪化に伴う建設業界の需要停滞等により、前回比減少。東南アジアは資源安に伴うインドネシアでの需要の減少等により、前回比減少としている。

詳細は、2026年3月期第 2四半期決算説明資料

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