・狭小スペースから高所作業まで、現代の建設現場における生産性向上を実現する再設計ラインアップ
JLG ：2025年10月23日
米国ペンシルベニア州マコーネルズバーグ発―高所作業車(MEWP)およびテレハンドラーの世界的メーカーであるJLGインダストリーズ(オシュコシュ・コーポレーション傘下、NYSE:OSK)は、新型R13100モデルを含む回転式テレハンドラーシリーズの刷新を発表した。今回のラインアップは、最も厳しい建設現場の課題に対応するよう設計されており、水平方向および垂直方向の両方でリフト・アンド・プレース能力を発揮。複雑化する現代の建設環境において、生産性の向上、オペレーターの信頼性強化、先進技術の搭載を実現している。
JLGのテレハンドラー製品マネージャーであるキャサリン・リー（Catherine Lee）氏は「当社の回転式テレハンドラーシリーズは、スペースが限られ、重量物の取り扱いが求められ、生産性が最優先される今日の厳しい建設現場向けに開発されています。新型R13100モデルの追加、オペレーター重視の機能強化、標準搭載されたClearSky Smart Fleet接続機能により、本シリーズはお客様に効率的かつ安全に作業を完了するために必要な汎用性、パワー、信頼性を提供します」と述べている。
■性能と容量の拡大
先代モデルR11100の実績を受け継ぎ発展させた新型R13100は、JLG回転式テレハンドラーファミリーの最上位機種として、13,200ポンド(約6トン)の最大積載容量と97フィート(約29.6m)の最大揚高を実現。R1370およびR1385モデルと共に、R13100はほぼ同一のベース構成を採用しており、施工業者に一貫性のある信頼できるソリューションを提供する。
パワーユニットには堅牢なディーゼルエンジンを搭載。R1370が134馬力、R1385およびR13100が168馬力を発揮する。全3機種には2速式ストップ・ツー・シフト静油圧トランスミッションが装備され、不整地でもスムーズな走行を実現している。
■現代の建設現場向けの革新的アップグレード
刷新された回転式テレハンドラーシリーズには、進化する建設現場のニーズに応える複数の機能強化が施されている。
ClearSky Smart Fleet™を標準装備:全モデルにJLGの先進的な双方向フリート管理・通信プラットフォームを搭載
カウンターウェイトの再設計:視認性と現場での安全意識向上のための統合型ライトを装備
キャブの機能強化:新型統合リモコンマウントと最適化されたジョイスティックコントロールにより、オペレーターの快適性と効率性を向上
Woodcracker対応オプション:Woodcracker CS750 Smartグリップソーアタッチメントとの互換性により、伐採作業にも対応
信頼性を構築する安全システム
JLG回転式テレハンドラーファミリーの全モデルには、3つの主要な安全・制御技術が標準装備されている。
自動アタッチメント認識機能―アタッチメントを識別し、適切な負荷チャートをオペレーターに表示
荷重管理情報システム(LMIS)―負荷チャート境界外での作業をサポート
■荷重安定性表示(LSI)―前方安定性限界に近づいた際に視覚的・聴覚的警告を提供
生産性を再定義する汎用性
360度回転機能、豊富なアタッチメント、油圧カプラーオプション、連続補助油圧により、JLG回転式テレハンドラーは効率的な柔軟性を発揮する。高所作業車、クレーンの代替、大容量マテリアルハンドラーとして機能し、現場で複数の機械を置き換えることが可能だ。全JLGモデルに標準装備されたリモートブーム制御により、キャブ外での作業時の視認性と操作性がさらに向上している。
■オペレーターの快適性と効率性を追求した設計
再設計されたキャブは、機能性と快適性の両面で改善が図られている。デュアルジョイスティック比例制御、統合型ブームマウント・後退カメラ、密閉式空調環境を備える。オペレーターはVDCコントローラーを活用し、特定の作業要件に応じて速度、回転数、操舵モードを調整できる。
リー氏は「混雑した建設現場では、狭いスペースでの移動、重量物の吊り上げ、極限の高さへの到達といった厳しい課題が生じます。そこでJLG回転式テレハンドラーが明確な優位性を発揮します。混雑した環境での機動性から、あらゆる方向への吊り上げ・積載まで、これらの機械は現代の作業現場における生産性を真に革新します。プロジェクトがどのような要求をしようとも、この強力なラインアップはその課題に応える能力を備えています」と強調している。
■JLGインダストリーズについて
JLGインダストリーズは、高所作業機器の設計、製造、販売における世界的リーダー企業。JLG®高所作業車、JLG®およびSkyTrak®テレハンドラー・回転式テレハンドラーなど、業界をリードするブランドの多様な製品ポートフォリオを擁する。オシュコシュ・コーポレーション(NYSE:OSK)の事業部門。