・BMWと共同経営、地域戦略を強化
コマツは10月5日、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、ブルネイの4カ国における建設・鉱山機械の販売代理店事業について、タイのバンコク・モーター・ワークス(BMW)との合弁事業に移行すると発表した。完全子会社のKomatsu Holdings Malaysia(KHMS)を通じて運営してきた4カ国の販売代理店について、BMWが株式の60%を取得し、コマツの出資比率は40%となる。クロージング手続きは完了済み。
両社は合弁化により、各国での一貫したマーケティング活動を展開するとともに、プロダクトサポートを強化する方針。東南アジア全体での販売拡大と収益向上を図る。
同社は「本件による連結業績への影響は軽微」としている。
コマツは、成長が見込まれる東南アジア市場で、現地パートナーとの協業を深化させることで、建機事業の競争力強化を加速させる構え。